ゆらゆら金魚 2008.05.08 Thu 00:52 | 日記

佐保比売祭の金魚掬い…、正確には『人面金魚救い』の参加賞を千ちゃんが届けてくれました。
参加賞は、金魚、うん。
でも良かった、普通の金魚で！！
あんな口の悪い（人面）金魚とは、同じ部屋で暮らせないもの。
そんな（人面）金魚をお友達にプレゼントしちゃったりしたけれどね、うふふ。

金魚鉢がなかったので、部屋にあった一番大きなガラスの瓶に金魚を移して机の上へ。
最初は窓際に置いたのだけれど、なんだか日差しで茹で上がっちゃいそうなので慌てて机の上に置き直したりして。
金魚を見る虹色の目が、時折鋭く感じられるのは気のせいかしら…？
虹色は甘い物が大好きだから、金魚は食べないよね？ね？

金魚はガラス瓶の中を、ゆらゆら泳いでいます。
どこへ向かおうか考えながら泳いでいるのか、何も考えていないのか。
勢い良く一直線に前進したかと思えば、急に止まってみたり。
かと思えば、いきなり全く別の方向に泳ぎだしたり。
ゆらゆらと安定しない泳ぎをする金魚。
狭いガラス瓶の中を、ゆらゆらゆらゆら泳ぐ金魚。

そんな金魚を眺めていたら、ふと「私みたいだ」って思って。
どうしてそんなこと思ったのか、よくわからないのだけれど…。

自分の進むべき道がわからずに、ゆらゆらゆら。
脆いガラスの壁を前に、壊す術もなくゆらゆらゆら。
本当はこんな壁なんて壊してしまいたいのに。
でもきっと、このガラスの壁を壊して飛び出せば、包んでくれていた水がなくなって息が出来なくて苦しくて…。
死んでしまうんじゃないかって怖いんです。

だから、今はただゆらゆらゆら。

金魚も。
金魚を眺める私も。